D1.6 “健康にいい油=痩せる”は完全な誤解。太る原因は“種類”じゃなく“量”です

1章『ダイエットの基礎知識編』

こんにちは、カロリー信者大学生です。

いよいよ三大栄養素ラストの脂質について話します。

そもそも脂質ってどんな役割があるの?

まず大前提として、脂質は「太る原因」みたいに言われがちですが、体にとって重要な栄養素

ざっくりいうと脂質はこんな役割:

  • 1g あたり9kcalという強力なエネルギー源(最も高カロリー)
  • 細胞膜の材料になる(体を構成する基礎)
  • ホルモンの材料になる
  • 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を助ける

つまり、脂質は「悪者」じゃなく、生命活動の土台みたいな存在です

とはいえカロリーが高いのも事実

だからみんな気にしてしまうんですよね

油の“種類の違い”=健康の話。痩せるかどうかとは別問題

よく見る光景として、

「サラダ油は悪い」
「オリーブオイルは健康にいい」
「ごま油は体に良さそう」

みたいな話があります

結論から言うと、健康的に良いかどうかと、太りやすさはまったく別問題

ここを混同してる人がめちゃくちゃ多い

実際に次の油3兄弟(サラダ油、オリーブオイル、ごま油)の写真をご覧ください

脂質は1gあたり9kcalでしたね

油3兄弟はそれぞれ大さじ1で脂質は14gと表記してあります(しかも炭水化物とタンパク質はそれぞれ0g)

よって、カロリーはみんな大さじ1 (14g) あたりで ”14×9=126kcal” と決まるわけです

他の油もそう:

  • サラダ油
  • こめ油
  • オリーブオイル
  • ごま油
  • アマニ油
  • MCTオイル(※例外的に代謝が違うが高カロリー)

全部、大さじ1(14g)で約126kcal前後

「健康のためにオリーブオイルにしたから太りにくい!」←これは完全に誤解

太る・太らないは“カロリー量”で決まるので、油の種類で差はつきません

健康のための油選びと、“ダイエット”の油選びは違う

油の健康面の違いは:

  • オメガ3が多い
  • 酸化しにくい
  • 心血管系に良い
  • 抗炎症作用がある

など“体の内部での働き”の差です

でもダイエットは「摂取カロリーと消費カロリーのバランス」で決まります

だから油の種類を変えても、カロリーが同じなら痩せにくさは同じ

じゃあどうすればいい?→油は「量」だけ気にするでOK

脂質をコントロールしたいなら、

「どの油か」ではなく「どれくらい入ってるか」を意識するべき

例)

  • 家で炒め物をする→小さじ1に抑えるだけで減量効果大
  • 揚げ物・天ぷら→どうしても脂質爆増
  • 外食は油を“把握不能”なので割り切る

油は少量で一気にカロリーが増えるのが特徴

だからこそ“量”を見る方が圧倒的に効果的

まとめ

  • 脂質は体に必要な大事な栄養素
  • 1gあたり9kcalで高カロリー
  • サラダ油・ごま油・オリーブオイル・こめ油…全部カロリーは同じ
  • ”健康にいい油=痩せやすい”は誤解
  • ダイエットで見るべきは「種類」じゃなく「量」
  • 外食は油を避けるのはほぼ不可能なので割り切る

次回予告:「ヘルシー=痩せる」は誤解。野菜も果物も“カロリーで太る”というシンプルな話

脂質の後半に入る前に、余談として野菜や果物について取り上げます

さっき、ヘルシーというワードが出ましたね

ダイエットではよく聞く言葉です

しかし皆さんはヘルシーの意味を本当に理解していますか?

ヘルシーな食材である野菜や果物と絡めながら、その点についてを解説していきます!

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